「感想がないから感想文が書けない」子供にしないために




感想がないから感想文が書けない。
私のことです。

映画をみても本当に伝えたいことがさっぱりわからず。
的から外れた感想しかでてきません。
ドラマを見ていても、伏線に気付けません。

同じような方いませんか?

あとから、映画のタイトル名+考察or解説or意味 等で調べてそれを読んで、あぁそういうことだったのね・・・
と理解します。

言われたらわかるのよ。

だけど、
映画を見ていてもそういうストーリーなんだ。でおしまい。
特に何も考えていないんです。
不思議なくらい感想がうかばない。

こどもの頃は・・・

思い返してみると、小学生の頃から作文は苦手でした。
長期休暇の宿題に指定される、絵日記、作文、読書感想文。

絵日記はその日あったこと+絵を描けばいいのでなんとかなるけど、
作文は事実だけを書いていくと文字数が足りない。

小学校2年生の夏休みに書いた作文は、

今日は遊園地に行きました。

まず○○に乗りました。楽しかったです。
二番目に○○に乗りました。怖かったです。
三番目に○○に乗りました。おもしろかったです。

・・・

最後に○○に乗りました。
また行きたいです。

こんな感じで〇〇に乗った。という文章でかさ増しして、文字数を稼いでいました。

「。」で終わると次の段落に改行できることを悪用して、原稿用紙の極力上のほうに「。」がくるようにして次の段落へ行き、できるだけ文字を書かないでいいように頑張っていました。

本当に文が思いつかなかった。

読書感想文なんて自分に起きたことじゃないのでもっと大変。
本も読みたくなかったので背表紙のあらすじを吟味して、本の本文中から関連がありそうなところを抜粋。

私は○○という本を読みました。

「本から文章引用・・・」と書いてあり、おもしろかったです。
「本から文章引用・・・」が××ですごかったです。
「本から文章引用・・・」で〇〇と思いました。

また読みたいです。

今読み返したら見ていられないような文章を書いて提出していたと思います。

そもそも、読書感想文って何を書いていいのかわからない。
本を読んで思ったことを書いたらいいって言うけれど、何も思わないわけで・・・

読書感想文の書き方というものを誰かに教わりたかったな。

主人公の気持ちを想像するという概念が当時はなかったので、小学生の頃は国語のテストは60点台のこともありました。

中学生の途中まで国語のテストの点数はあまり良くなかったけれど、受験勉強をしているうちに国語の解答のテクニックみたいなものをつかんできたので、だんだんと筆者の気持ちもわかるようになってきました。

中学生の時に大きな喧嘩をして、人の気持ちを考えるようになったのも要因かも。

中学生になっても相変わらず作文は苦手だったけど、弁論大会用の作文は自分の意見を書かずに誰かになりきって書く。

題材は文字数を稼げて書きやすい「環境問題」で。

こういう人だったら、こういうこと書きそうだな~ということを書き連ねていったところ、校内選考までいってしまいました。
(本心じゃないので、気持ちが伝わらず、校内で落選したけどね)

今だったら、読書感想文であれば
・この時主人公はこういう行動をとったけど、私だったらこうした。
・主人公を見習って、私も○○したいと思う。
・私にはこの話はこう解釈できた。それに対してこう思う。

というようなことを並べて、文章を組み立てて、つながるようにまとめていけばいいんだな。
てことがわかるけど、当時はさっぱりだったなぁ。

大人になってからも・・・

作文とは少し違うけど、
今でもメールの文章を考えることは苦手で、SNS等のコメントに返信することも苦手です。

昔から自分が何を考えているかわからない。

アスペルガーかもしれないと思い、何度かネットで診断してみたけど、違う。

感受性が乏しすぎるのかもしれないと思い、ネットで診断してみても、
「やや感受性が低いですが、問題ない範囲です。」と。

どういうこっちゃー。

関係あるかわからないけど、基本、歌の歌詞は聞いてないです。

自ら歌詞を聞こうとしたのは、大好きな人に振られたときと結婚するか悩んだ時の人生で2回のみ。
あとは友人からいい歌詞だから聞いてみて。と言われたとき。

歌詞を聞いてないもんだから、いい曲だなと思ってカラオケで歌った時に歌詞にびっくりすることが多々ありました。

 

私みたいになってほしくないので

子供達には私のように感情表現が苦手になってほしくないし、作文や感想文で苦労してほしくないので自然な感じでサポートしていけたらなと考えています。

・本を読む(活字)
・日記を書く(一緒に日記を書く練習をする)

本を読むことで文章の構成やパターンを学び、基礎を築く。語彙力をつける。
日記を書くことで、自分の考えを表現する事に慣れる。表現方法を学ぶ。

息子は3歳なので、今はまだ今日あった出来事を聞いて、それに対してどう思ったのか?ということを毎日聞いているだけですが、成長に合わせて上の2点を促していきたいと思います。
息子は絵本が大好きなので、このまま活字好きになっていってくれたらいいなぁ。

自分の意見をすらすらと述べることができるということは大きな強みですよね。
社会に出てからも自己アピールやプレゼン力につながると思うので、やっておいて損はないかなと。

ふとそんなことを思いました。

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4 件のコメント

  • 私は中学生で、アスペルガー症候群なのですが、国語の時間に物語を読んで感想を書けってやつで、「①感想がありません。②感想がない理由」をつらつらと書きました。先生に怒られちゃいました。その物語とは、国語の教科書に載っている「ベンチ」です。それを読んでも何も思いませんでした。親には「心がないからだよ」と言われましたが、確かにそうだと思います。小学校の時は、特別支援学級に在籍していたので、読書感想文とか書かなくて良かったんですが……。勉強の遅れを取り戻さなかったほうが良かったかも…..。

    • Man Yiu Monica Siuさま
      コメントありがとうございます。返信が遅くなったため、見ていただけるかはわかりませんが。。
      その先生の対応は、先生としての指導を考えると、正しいと思います。
      ですが、親御さんのコメントは少し悲しいものがありますね。心がないことはないと思います。
      日常とかけ離れているのでイメージしづらいだけで、日々の生活ではいろいろと感じることはありませんか?
      まだ、中学生とのことで、これから様々な体験をして、学んで、自分が生きやすい術を身につけていってください^^
      ちなみに「ベンチ」読んでみましたが、私にも特に響くものはありませんでした。笑

  • ありがとうございます。同じような悩みの体験の人っているんですね。共感していたら原因に気が付くことができました。
    たぶん、目が悪いから。耳が悪いから。考え事をしているから。
    見ている物が見えていない、聞いているものが聞こえていない。見たもの、聞いたものを一度思考に変換しないと頭に入ってこない。考えながら読んでいる、聞いている。だから感じない。感じているのは自分の思考を感じている。
    私は小学生のころ、ウルトラマンが人気があり、クラスの中での会話などでテレビの内容で盛り上がっていました。そのころ、朝早くに再放送していたので、早起きしてみていました。
    学校へ行って「今日のウルトラマン面白かったね」と話しかけた時、その日の朝に見たテレビの内容が思い出せません。そこで会話が終わってしまうというようなことがよくありました。
    当然、私も感想文が書けません。
    こういうコメントもすらすら書けません。
    書き始めたはいいけど、話がまとまっていないので、終わりがわかりません。

    ブログ、読みやすかったですよ。
    文章での表現力は上手だと思います。

    • コメントありがとうございます!お返事が遅くなり大変申し訳ありません。
      ウルトラマンの例、話しかけたお友達の返答が内容のヒントになるようなものであればまた違った状況になったのかもしれませんね。
      私も、ブログのコメントなど苦手です。何をどの順番で書くか、どう締めるかなど考えすぎてすごく時間がかかります。
      SNSも投稿、コメントともに苦手なので読み逃げ専門です。会社でも、コメント力など求められることもあり、たまにトンチンカンなことを言ってしまうこともありますが、キャラで通してます!笑
      記事を読みやすかったと言っていただいてとても嬉しいです^^
      お互い少しずつでも感受性と表現力が育つといいですね!人生まだまだ長いので、少しずつ精進しましょう。コメントありがとうございました!!

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