育休明け仕事復帰の葛藤。働くって何だろう?




最近、働くって何だろう?
と漠然と考えていて、一人目の育休明けのことを思い出していました。
そのことについて記事にしたいと思います。

一人目の育休中、職場復帰が嫌でたまりませんでした。
単純に「仕事に戻りたくない」という気持ちも少しはありましたが、息子が可愛くてまだまだずっとそばにいたかったんです。

私の住んでいる地域では、待機児童にならないためには、コネがない限り0歳代で保育園の申請をすることが必須。
息子は7月生まれ。
1歳になるまでは自分で面倒をみたいけど、7月まで待っていたら0歳児枠がなくなる。

過去2年分くらいの保育園の空き状況を調べ、おそらく6月くらいまでは希望の園に入園できる。
空いてなければ系列の園に入ろう。

と考えていたのですが、保険をかけて結局5月に入園できるように申請をすることにしたのでした。
無事に入園できることになり、一斉入園から1か月間だけ粘ることができました。

そして慣らし保育が始まり、初めは2時間だけ、慣れたら午前中のみ、さらに慣れたら16時までと保育園にお世話になります。

息子が産まれてからずっと一緒にいたもんだから離れることに慣れておらず、気になってそわそわ。

早くお迎えの時間にならないかな。
と思いつつ、仕事復帰までにやりたかったことをもくもくと作業していました。

保育園がある生活に慣れたころにはあっという間に職場復帰の日になり、本格的にバタバタな日々が始まりました。

慣らし保育中は、朝のお別れもそこまで泣かれることもなく、「楽しく過ごしてましたよ」と保育士さんにも言われ安心していました。

が、仕事に復帰してからというものの、毎朝のお別れでひどく泣くようになってしまいました。
息子を抱っこして、なかなか離れられずにいると、

「お母さん、行ってくださいね~」と保育士さん。

あっさりバイバイしたほうが、子供も離れやすいのだろうな。と感じ、笑顔でばいばい。

「お願いします」と仕事に向かいます。

あんなに泣いている息子を預けてまで働く意味があるのだろうか?
高い給料もらってるわけでもないのに。
3歳くらいまで一緒にいたかったな。

と考えていたら、涙が出てきて、仕事復帰後しばらくは会社に向かう車の中で泣いていました。

早く息子に会いたいので、残業にならないように仕事を片付けます。
お迎えに行き抱っこできた瞬間は本当に幸せでした。

1歳になるまでは定時より30分遅く出社して、30分早く帰る生活をしていたので、比較的時間に余裕はあったけど、息子が起きてられないので急いでお風呂・ご飯をすませます。

帰ったら、冷凍した作り置き離乳食をチンして食べさせて、息子だけお風呂にさっと入れる。
19時には息子は寝ていました。
息子が寝たら、大人の分の夜ご飯を作って食べ、自分のお風呂。
その後、洗い物や洗濯。洗濯物を干して就寝。
という生活を送っていました。

仕事復帰したら前にも増して自分の時間なんてなくて、休職している間に有給がたまっていたので、月に1度は用事のために有給をとり、たまった用事を一気に片付ける。
ということをしていました。

保育園に行き始めてすぐに1度だけ熱を出したものの、それ以降は体調を崩すこともなく順調に保育園生活をおくっており、お熱で有給をとることがなかったので、予防接種や用事のために気兼ねなく有給を使っていました。

しかし、そううまくはいかないもんで、長く体調を崩すことも。
感染症にはかからなかったけど、冬は何度か風邪を引き仕事復帰後の年度は10か月で30近く有給を使いました。

私が仕事をしているせいで早くから集団生活をおくることになり、
病気にもかかりやすくなりつらい思いをさせて申し訳ない

たまにある、保育園の参観日で息子の様子をみてみても、楽しくなさそうにしていて
0歳児クラスで預けたことは間違いだったのかもしれない

保育園に預け始めてからの約1年は、マイナスな面ばかりが目につきました。

プラスに感じていたこともあります。
・毎日凝った遊びをしてくれる
・思う存分土遊び水遊びを体験させてもらえる
栄養バランスの整った昼食
お友達から刺激を受けて、いろんなことを覚えてくる
早くから様々な経験をさせてあげられる
生活リズムがさらに整う
まだまだ赤ちゃんで大変な時期に信頼している保育士さんが息子に温かく接してくださり、保育園には日々感謝でした。

私自身については、保育園に預けて仕事に復帰したことでプラスに感じていた部分が多かったです。
ゆっくりと昼食をとることができる
⇒おしゃべりしながらゆっくりとご飯を食べることがこんなに幸せなんて!と毎日感じていました。
孤独感からの解放
⇒幸せだけどずっと家にいることで孤独を感じていたので、会社・園でいろんな人と話せることが嬉しかった。
金銭面
⇒2馬力は安心感が違います。
離乳食を1食分用意せずに済む
⇒息子が離乳食を食べてくれないことに悩んでいたので、1回分の離乳食から解放されて正直ほっとしている自分がいました。

マイナス面は、
息子と一緒に過ごす時間が減る
毎日体力勝負
・息子の体調により急に休むことや1週間休むこともありスケジュールの調整会社の人々への根回しに気を遣う
といったところでしょうか。

息子が成長して言葉やジェスチャーでの意思疎通ができるようになると、保育園も楽しめるようになってきたようで保育園へ預けることに対するマイナスな感情がだんだんと消えていきました

1歳児クラスに進級する頃には、積極的に遊びに参加するようになり、男女問わずお友達と仲よく遊ぶ姿がほほえましかったです。

保育園に行っていない子と比較するといろいろなことを知っているし、土遊びや水遊びも全力投球、家では躊躇するような遊びもたくさん体験してきて、1歳児クラスが終わる頃には保育園もいいもんだな。
と思えるようになりました。

一時期は仕事を辞めることも考えたけど、今は働き続けていてよかったと思います。

10月には娘が保育園に入園予定です。
(保育園に2人目枠があるので今度は1歳まで一緒にいれます)

息子の時は預けたくない気持ちでいっぱいだったけど、今は保育園のいい面をたくさん知っているので今度はどっしりとした気持ちで保育園にお願いできそうです。

働くとは自分の時間を会社に売るということ。(雇われの場合は)

いつも深く考えずに生きているので何も思わずにただ働いていたけど、
・家ですごしたい
・子供と一緒にいたい
・自分のやりたいことをしたい

こういった思いを犠牲にして労働力を提供するので、働くって自分の時間をお金で買ってもらっているんだなと思ったのでした。

今までは、税理士や行政書士がビジネスで成り立つ理由がわからなくて、
お願いするくらいだったら自分でやればいいのに。勉強にもなるのに。

と思っていたけど、
それをしている時間がもったいないんですね。

自分の力でお金を生み出せる人たちであれば、
プロに依頼してお金を払ったほうが、自分の時間を犠牲にするよりも安くつく。しかも正確。

29年間生きてきてやっと気付きました。

もしも育休明けに仕事復帰をして子供と一緒にいられないことに悩み、
子供との時間と仕事を天秤にかけるのなら、

もらっているお金で子供との時間を買うと仮定したときに、
この金額で子供と一緒にいられるなんて安い!と思えるのであれば辞めることを考えたほうがいいし、
ちょっと高いかな・・・と思うのであれば、現状維持がいいのかなと思います。

お金と時間、どちらをとるかその時おかれている状況で判断して、自分と子供にとってベストな選択をしていけたら幸せですね。

にほんブログ村 子育てブログ 2013年4月〜14年3月生まれの子へにほんブログ村 子育てブログ 2016年4月〜17年3月生まれの子へにほんブログ村 主婦日記ブログ アラサー主婦へ